山口さん考案の「石見式醸造法」は大掛かりな設備や場所を必要とせず
小ロットながら様々な種類のクラフトビールが造れる。
取材中もサポート依頼の電話が鳴り止まない程、全国から高い注目を浴び
その技術は惜しげもなく北は北海道、南は鹿児島へと
全国のブルワリーへ提供されクラフトビール業界に貢献している。
東京から最も遠い町・・・?!
島根県江津市、自然あふれるリゾート施設「風の国」敷地内に
ブルワリーを構える石見麦酒の山口さんにお話を伺いました。
石見麦酒 山口さんの歴史と技法について
- クラフトビールをつくろうと思ったきっかけを教えて下さい
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元々お酒が好きでした。
タルマーリーという鳥取のブルワリーがクラフトビールに挑戦するという講演が江津市であり参加しました。
とても興味が沸き、翌日すぐにタルマーリーに話を聞きに行きました。
タルマーリーはじめクラフトビール業界はオープンな業界なので、色々教えて頂きました。
この出会いがあったから今があります。
- 商品づくりや技術開発などを教えて下さい
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我々のブルワリー(ビール工房)では、特殊なポリ袋に素材を入れて冷蔵庫でビールを発酵させています。このポリ袋の開発から瓶や缶に詰めるオリジナルの機械などを開発しました。県内ほとんどのブルワリーに弊社の機械が携わっています。
設備投資を小さく、小ロット・多品種の製造にこだわってビールづくりをしているので、お客様から「こういうものでビール作って」と言われれば、すぐに新しいフレーバのクラフトビールに挑戦できます。大麦麦芽・小麦麦芽・ホップをそれぞれお客様の素材との相性を考えて調合。たとえビールにできなくてもシードルやリキュールにしてみたりと、ここに持ち込まれた素材は断ることはせず必ず形になるよう努力しています。
クラフトビールの魅力
- どういったところで販売されていますか
-
江津市や浜田市の道の駅、お土産屋、風の国などや、コロナ禍のおかげでオンラインでの販売も増えました。国税庁のエンジョイ酒プロジェクトにも参加したり、全国のお客様と取引できるようになったのは嬉しいですね。
- どのようにお客様に楽しんでもらいたいですか
-
我々のビールは副原料も島根県内外のこだわりの逸品です。
・邑南町の「山椒」
・浜田市や広島の「レモン」
・益田市真砂地区の「柚子」
・浜田市のナマケモノ珈琲の「コーヒー」
提供して下さった農家さんの想いもビールに詰まっているんです。
瓶の裏面には農家さんの想いやストーリーも載せているので、そういったことも思い浮かべながら飲んで頂けると嬉しいですね。
飲んでみて、「私もビール造ってみたい」と思ったら、ぜひ我々の工房に来てもらいたいです。
色々攻めたビールにもチャレンジしているので!
- クラフトビールの魅力を教えて下さい
-
クラフトビールは自由なお酒です。
アルコール度数、色、苦み、中に入れる副原料などが自由なので、ありとあらゆるお酒が造れることが魅力です。
一般のスーパーで売られているビールは種類が限られていますが、クラフトビール、地ビールは自由なお酒なんだと知ってもらいたいです。
お隣の大田市温泉津町の温泉津女子会とコラボした「ゆのつエール」は年間1万本を売り上げました。
地元で収穫されたお米や柑橘を使用した、すっきりと飲みやすいご当地ビールとして定着。
「温泉津ビール」、「YUNOTSUシードル」と続々と新商品も発売され地域活性にも繋がっています。
石見麦酒について
石見麦酒は、地元の農家や企業とのコラボレーションやイベントにも積極的に参加されています。
『神楽の里 舞の市』で開催された山陰クラフトビアフェスティバルでは、石見麦酒をはじめ山陰両県の9つのブルワリーが集結。
舞乃座ステージでは地元の子どもたちのフラダンスやアーティストのパフォーマンスが華を添え、ハンドルキーパーには特製生レモンスカッシュが無料で提供されました。
飲めない人も一緒に楽しめる雰囲気づくりで大盛況。
ビアフェスの醍醐味である造り手とお客さんとのふれあいも多く見られ、ビールの飲み比べや石見和牛や新鮮な地物魚介の炉端焼きなどのグルメに舌鼓をうったりと笑顔溢れるひとときとなりました。
もちろん筆者も数種類のビールを味わいましたよ。
飲みごたえのある濃厚なもの、のどごし爽やかなさっぱりしたもの。
副原料の風味をしっかり感じるものなど幸せな時間が続きました。
パッケージもスタイリッシュなので、お土産やプレゼントにも重宝しそう!
『神楽の里 舞の市』で開催された山陰クラフトビアフェスティバルでは、石見麦酒をはじめ山陰両県の9つのブルワリーが集結。
舞乃座ステージでは地元の子どもたちのフラダンスやアーティストのパフォーマンスが華を添え、ハンドルキーパーには特製生レモンスカッシュが無料で提供されました。
飲めない人も一緒に楽しめる雰囲気づくりで大盛況。
ビアフェスの醍醐味である造り手とお客さんとのふれあいも多く見られ、ビールの飲み比べや石見和牛や新鮮な地物魚介の炉端焼きなどのグルメに舌鼓をうったりと笑顔溢れるひとときとなりました。
もちろん筆者も数種類のビールを味わいましたよ。
飲みごたえのある濃厚なもの、のどごし爽やかなさっぱりしたもの。
副原料の風味をしっかり感じるものなど幸せな時間が続きました。
パッケージもスタイリッシュなので、お土産やプレゼントにも重宝しそう!
商品ラインナップ
プロフィール
- 石見麦酒
- 〒699-4431
- 島根県江津市桜江町長谷2696
- 【TEL】0855-25-5740
- 【FAX】0855-28-7225
- 【メール】i-yamaguchi@iwami-bakushu.com