雲州忠善刃物
古来、奥出雲地方では「たたら」と呼ばれる製鉄法により鉄の生産が盛んに行われ、村の鍛冶屋でも農工具刃物造りが行われてきた。製造者である川島家でも代々鍛冶業が営まれてきた。玉鋼と和鉄を材料に鍛造し、すぐれた切れ味を特徴としている。雲州忠善刃物で特記すべき点は、柄に接着する部分にステンレスを電気溶接していること。こうすることにより、一般に広く流通している“菜切り包丁”でたびたび生じる「刃の部分は切れが良くても柄の部分が先に錆びて腐る」という現象を防止しているのである。つまり、切れ味に加え、使用する人がより長く愛用してもらえるようにとの配慮である。日用使いのほかにも、鎌や鍬といった農機具や美術刀剣の製作も手がけている。
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製造業者 | 住所 | 電話番号 | HP |
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川島 久忠 | 〒699-1511 仁多郡奥出雲町三成712-7 |
0854-54-0920 | Link |